私自身20代の頃はBMXにハマっていました。当時初心者用とされた日本のBMX(ヨークフェローのオペラ)に乗って様々なトリックに挑戦していました。ここではこれからBMXに乗ってみようと言う初心者の方に、BMXの有名ブランドや、BMXの種類、BMXの選び方から初心者におすすめのBMXをご紹介します。
- BMXとは
- BMXを選ぶ前に
- BMX選びのポイント:ジャイロハンドル
- BMX選びのポイント:フリーコースターハブ
- BMX選びのポイント:フラットランド用まとめ
- BMX選びのポイント:ストリート
- BMX選びのポイント:前後のペグ
- BMX選びのポイント:20インチかそれ以上か
- BMXの人気ブランド紹介
- BMXの予算は?
- おすすめおしゃれBMX:1
- おすすめおしゃれBMX:2
- おすすめおしゃれBMX:3
- おすすめおしゃれBMX:4
- おすすめおしゃれBMX:5
- おすすめおしゃれBMX:6
- おすすめおしゃれBMX:7
- おすすめおしゃれBMX:8
- おすすめおしゃれBMX:9
- おすすめおしゃれBMX:10
- BMXで街乗りをおしゃれに!
BMXとは
近年オリンピック競技にも採用され注目を集めているBMX。BMXとはどのような自転車なのでしょうか。BMXとはBicycleMoto crossの略です。構造は非常に単純で、かつ頑丈にできています。発祥はアメリカとされておりビーチクルーザーで、山から降りている少年を見て、BMXの誕生のヒントが生まれたと言われています。
BMXを選ぶ前に
BMXによる競技は様々なジャンルに分かれています。大きく分けるとレースとフリースタイルの2種類。レースは速さを競う競技であり、フリースタイルは技の難易度を競う競技になります。あなたがBMXで楽しみたい競技は、レースなのかフリースタイルなのかによって選ぶ車体が変わってきます。後ではBMXの競技の種類について、動画を交え詳しく解説します。
フリースタイル
Alex Coleborn - 1st Semi Final UCI BMX Freestyle Park World Cup- FISE World Montpellier 2016
BMXの競技で人気のフリースタイルとは、コース内にある様々な形状のジャンプ台や、傾斜のあるカーブを使って難易度の高いトリックや、独創性を競う競技です。2020年の東京オリンピックから正式競技に採用されることになりました。単純にジャンプだけを競うフリースタイルもあり、ストリートカルチャーに近いことから若者に人気の競技です。またフリースタイルにはさらに何種目かに分類されます。
ストリート(パーク)
BMX Street: Roadtrip Suzuki X Street X Transitions / Edit 2019
同じくフリースタイルの競技であるストリートは、同じくフリースタイルの競技であるパークと厳密に言えば分かれていますが、最近ではほぼ同一視されているようです。本来ストリートと言う競技は、実際の街中にある階段や手すりなどを使い、独創的なライディングを競う競技。
一方パークのほうは、スケボーパークを使い同じく独創的なライディングを競う競技。こちらの種目はやはりアメリカ選手がかなり強く、X gameの1種目として加えられています。
ダート
Elite Mens Final - 2013 UCI BMX World Championships
ダートは基本的にレース競技。もしくはフリースタイルのダートジャンプを指す場合がありますが、ここではオリンピックにも採用されているBMXレース。様々な形状のジャンプ台やコーナーを含む、1周約400メートルほどのコース。BMXを使い、最大8人の選手が速さを競う競技です。
最近では日本人の活躍が目覚ましい競技でもあり、人気が高まっています。こちらは2008年の北京オリンピックから正式種目として採用されています。
フラットランド
日本の至宝!プロBMXライダー・田中光太郎の超絶連続トリック!!
フリースタイルに属する競技であるフラットランドは、休日公園で練習する人たちも見かけたことがあるように日本でも盛んなBMX競技です。一次はアメリカのX gameの1種目に入っていましたが、現在は廃止されています。
あくまで私見ですが、この競技はアメリカ人より日本人の方がはるかに強かったので廃止されたのではないか?と密かに疑っています。自転車のフィギアスケートと呼ばれるフリースタイルは、トリックの華麗さが特徴。フリースタイル用のBMXは他の競技のBMXと比べ車体がやや短めになっています。
以上のことからBMXの車体の種類は大きく分けて、レース用、フラットランド用、ストリート用の3種類に分類できます。それぞれの違いは、車体の長さや、フリーコースターハブの有無、ジャイロハンドル、ペグの有無になります。ここからはBMXの選び方をご紹介していきます。
BMX選びのポイント:ジャイロハンドル
フラットランドを楽しみたいなら、ジャイロハンドルは必須です。これはハンドルが360度くるくる回る仕掛け。フラットランドのトリックの数々はこのジャイロハンドルを利用したものが多く、フラットランドを楽しみたいなら、ジャイロハンドルのものを選びましょう。
もちろんストリート用でもジャイロハンドルがあって困る事はありませんが、レース用では、ジャイロハンドルであると逆に邪魔になってしまいます。
BMX選びのポイント:フリーコースターハブ
フ
フリーコースターハブは、通常の自転車とは違い自転車が後ろ向きに動くときに、チェーンにつられてペダルが回らない機構のことです。フラットランドを楽しみたい方は、フリーコースターハブ内臓の自転車にしましょう。
逆にストリートを楽しみたい方はフリーコースターハブがないものが一般的です。これはそれぞれの競技によるトリックの差になります。とは言え最近ではストリートを楽しむ方も、フリーコースターハブをわざわざ取り付ける方もいるようですが、新車の方でストリートを楽しみたい方は、フリーコースターハブを装着していないBMXをおすすめします。
BMX選びのポイント:フラットランド用まとめ
ではここでフラットランドで選ぶ、BMXの選び方を一旦まとめておきます。トリックが決めやすいよう車体は短めで、ジャイロハンドル、フリーコースターハブどちらも搭載していることが必要条件となります。もちろん前後にペグが必要となりますが、大抵後付けになります。
BMX選びのポイント:ストリート
一方ストリートで選ぶなら、ある程度のスピード感が維持できるよう、車体は長めで安定感のあるタイプ、フリーコースターハブは非搭載、ジャイロハンドルは場合によっては可と言う視点で選ぶと良いでしょう。
BMX選びのポイント:前後のペグ
トリックによってはペグが必要となります。必要に応じてペグを取り付けましょう。とは言え初心者の方は、フラットランド、ストリートどちらとも言い難い!という方がほとんどと思います。心配する必要はありません。そういった方たちのために、大抵のBMXブランドは、フラットランド、ストリート両方楽しめるエントリーモデルを数多くラインナップしています。
ただ初心者から中級車にレベルアップする際、次のBMXを選ぶ時は、ストリートにするのかフラットランドにするのかを決めておくと良いでしょう。
BMX選びのポイント:20インチかそれ以上か
BMXを街乗りで楽しみたいという方には、サイズに注意しましょう。ほとんどのBMXが20インチですが、街乗りに最適なBMXのサイズは24インチ以上になります。フラットランドのようなトリックを決める事は難しくなりますが、BMXの雰囲気が楽しめる上、街乗りも快適です。
BMXの人気ブランド紹介
自転車に乗っている人でもBMXブランドはあまり馴染みがないでしょう。ここではBMXの人気ブランドをご紹介します。
BMX人気ブランド①
BROOKLYN MACHINE WORKS (ブルックリンマシンワークス)は、BMX初心者にはちょっと手が出ないほど高額!だけども、名門・人気ブランドらしく見た目もかっこよいので、アメリカのセレブたちがこぞって愛用しています。ブルックリンマシンワークスのフレームはアメリカの職人たちが、丁寧に手作りしている事でも有名です。初心者の方でも知っておいて損はないブランドです。比較的新しい自転車ブランドなので、流行の最先端を走っているデザイン性にも注目してほしいですね。
BMX人気ブランド②
こ初心者の方でもおすすめモデルがたくさんあるBMXメーカー『フィットバイクカンパニー』です。最近のBMXメーカーの中でも最も成功したブランドと言われ、マイクエイケンや、ブライアンフォスターなど、フリースタイルBMX界で活躍するライダーたちが、愛用しているブランドとしても知られています。
BMX人気ブランド③
元祖BMXブランドと言われるマングースは、1970年代初めに誕生しました。さらにはBMXを世界に広めた立役者としても知られています。世界初のBMX専用フレームを開発し、さらに世界初のBMXプロチームを作り、現在のBMXがサイクルスポーツとして、認知されたのはマングースの努力があってこそと言って良いでしょう。もちろん初心者の方でもおすすめのストリートスタイルのBMXを数多くラインナップしています。
BMX人気ブランド④
70年代後半に設立されたマニアックなBMXメーカーのSEバイクス。今私が愛用している大好きなブランドでもあります。プロのダートジャンパーや、ストリートライダーを数多く抱え、レーシングチームも作り、老舗ブランドとは思えないアグレッシブな活動を続けるBMXブランドです。もちろん初心者にもおすすめのパーク、ダート、ストリートモデルを多数ラインナップしています。
BMX人気ブランド⑤
サブローザは、2006年生まれの新しいBMXブランドです。ライアンシャーと、ロンボナーによって設立された、BMXの本場アメリカの雰囲気がたっぷりのBMX専門ブランドです。もちろん初心者にもおすすめのBMXを数多くラインナップしており、特にストリートを楽しみたいと言う方におすすめのブランドです。
BMX人気ブランド⑥
アレスバイクスは日本のプロライダーが作ったBMXブランド。99年アメリカで行われたプロBMXコンテストで日本人初の優勝成し遂げた、宇野陽介氏(ウノヨーク)が、自ら立ち上げたブランドです。もちろん初心者の方にもおすすめのBMXが数多くラインナップされており、特にフラットランドを楽しみたいと言う方におすすめのブランドです。
BMX人気ブランド⑦
BMX界を牽引するカリスマ田中光太郎氏によって立ち上げられたBMX専門ブランド”MOTELWORKS”。品質が良く手ごろな価格なので、BMX初心者にもおすすめのブランドです。特にフラットランドでBMXを楽しみたいという方におすすめのブランドです。
BMX人気ブランド⑧
2000年はじめに生まれたダーカスワンも日本発BMXブランドです。東京ストリートから発信される、リアルな情報を元にアイテムをリリースするDURCUS ONE BIKES。しかも男性はもちろん女性からお子様まで、お揃いでおしゃれな自転車が揃うと評判です。もちろんBMXもラインナップしており、特にストリートでのライディング、街乗りに特化しているBMXがおすすめです。価格もリーズナブルなうえ、街乗り仕様BMXなどレースなどの競技では生まれない普段のライフスタイルをブランドイメージに掲げる一風変わったブランドです。
BMX初心者は国内ブランドがおすすめ!
これからBMXを始めようという方は、国内ブランドから販売されるBMX完成車がおすすめです。修理部品も簡単に手に入るうえ、近所の自転車屋さんで修理もしてくれます。特に地方在住になると、実車が確認しづらいのが海外ブランドのBMX。しかし国産BMXなら、大型店舗で販売されており、実物を確認しやすいのもメリットです。
BMXの予算は?
初心者用のBMX購入にあたって、予算はどれぐらい準備しておけば良いのでしょうか。ネット通販を見るとノーブランドのBMXで、20,000円程度のものが販売されています。それでもハンドルジャイロが搭載され、ストリートで遊ぶ分には問題ないような気がします。
本格的なトリックを楽しみたいなら、フレーム等その他のパーツの頑丈さが求められます。BMXの雰囲気を楽しみたいなら、ノーブランドの20,000円程度のBMXで充分。音楽的にトリックを楽しみたいなら、40,000円以上のものを選びましょう。ここでは基本的にフラットランド、ストリート両方楽しめるBMXエントリーモデルをご紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
おすすめおしゃれBMX:1
SUBROSA 2022年モデル!ストリートBMX入門 SALVADORのおしゃれなブラックカラーです。これからBMXを始めようという方におすすめのモデルです。各主要部には信頼性の高い、shadow、Subrosa、RANTのパーツを装備!トップチューブ、ダウンチューブ、フォークに100% Cro-Moを使用し、ハイスペックながらも購入しやすい価格帯から人気の1台です。もちろん完成車です。
おすすめおしゃれBMX:2
SUBROSA(サブローザ) 2022年モデルALTUS。こちらもストリート入門モデルで、SALVADORよりもグレードが落ちますが、その分リーズナブル。入門用BMXとして必要なスペックを保ちつつ、限られた予算内に収めたい初心者におすすめです。こちらももちろん完成車です。
おすすめおしゃれBMX:3
東京のストリートシーン、ストリートカルチャーのエッセンスを詰め込んで生まれた自転車メーカーのダーカスワンは、街乗りに最適なおしゃれでかっこいい自転車を多くラインナップすることで人気を集めています。H-STREET(Hストリート)は24インチなので街乗りにもぴったり!20インチでは心もとない街乗りも、24インチになれば街乗りも快適です。もちろんフレームも丈夫で、フラットランドのトリックは難しいですが、バニーホップなど基本的なトリックは可能で、丈夫なBMX。しかも価格もリーズナブルです。
おすすめおしゃれBMX:4
DURCUS ONEの20インチBMX “MOTO”(モト)。様々なフィールドでの乗り方を想定し、設計・デザインを追求したMOTOは、これからBMXを始める方に向けたエントリーモデルです。BMXには様々なライディングスタイルがありますが、最初は『どのバイクが自分に合っているのか解らない』と言う方にもオススメできるストリート・パーク・ダートジャンプに特化したオールラウンドバイクです。
おすすめおしゃれBMX:5
特徴的なダウンチューブの曲線を採用していたASHURAから、ストレート形状に変更したFLATLAND完成車『APLUS』。120%ライダーの意見が反映されたフレームジメオトリーはストレートながらもトリックの為のスペースを十分に確保した追求された設計。
日本人 が1番扱い易いFLATLANDフレームのトップチューブのサイジングは18.5inchで最大限にFLATLANDを楽む為に開発されたコンプリートバイクです。
おすすめおしゃれBMX:6
MOTEL WORKS が提案する新たなBMX のスタンダードモデル。フラットランド/ストリートどちらも楽しめるエントリーモデルです。フラットランドの流行を取り入れた大きめのフレームサイズは、バニーホップやマニュアルといったストリートトリックもやり易くなります。BMXライフを十分に楽しんでいただける1台として、ジャイロシステム、アルミペグを標準装備!さらにM825タイヤ、クロモリ3PCクランク、ダブルウォールリムを採用した完成車です。
おすすめおしゃれBMX:7
26インチで街乗りにぴったりなBMX。お値段も3万円以下とBMX初心者にもおすすめのモデルです。シンプルなフレームに前後ディスクブレーキを搭載。前輪はクイックリリースハブなので工具を使わずに速やかに車輪を外すことが可能です。英式バルブなのでママチャリと同じ空気入れが使えます。
おすすめおしゃれBMX:8
KICK IT(キックイットは、今やすっかりBMXの1つのジャンルとして定着しているオールドスクールタイプのBMXです。トリックを決めると言うより雰囲気を楽しむスタイルのBMXで、街乗りに最適です。サイズは26インチ。完成車の価格は80,000円程度です。
おすすめおしゃれBMX:9
BMXに必要なものはすべて揃っておりながら、圧倒的なコストパフォーマンスに優れた1台。フリースタイル、特にストリート仕様のフレームです。サイズは20インチ。街乗りメインで始めたい初心者にうってつけの1台です。
おすすめおしゃれBMX:10
GTの2020年モデルであるパフォーマーは、フリースタイルBMXです。堅牢なフレームにクールなグラフィックを携え、カラーバリエーションも3種類。MTBの名門ブランドGTが手掛けているので、サイズ展開も16~21までと豊富。しかも50,000円以下とコストパフォーマンスにも優れています。おすすめは街乗りにも便利な20.5ですね
BMXで街乗りをおしゃれに!
いかがでしたでしょうか。ここでは本格的にBMXを始めたい初心者の方から、街乗り仕様で雰囲気を楽しみたいと言う初心者の方まで、BMXの選び方やおすすめの1台をご紹介してきました。ほとんどの初心者の方はフリースタイルのBMXを選ばれると思います。まずはフラットランド、ストリートどちらでも使えるエントリーモデルを選び、それからじっくりと次の1台を選ぶことをおすすめします。ぜひここで紹介したおすすめのBMXで、ストリートライディングを楽しんでください。
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