アウトドア初心者もこの記事を読めば安心!キャンプで焚き火を楽しみたいけど、薪の選び方や火起こし、熾き火などのやり方がよく分からない方は必見です。ここではキャンプで焚き火を楽しむ為の、焚き火のやり方のコツや、薪の種類や焚き火台までご紹介します。
- 焚き火に必要な”薪”
- 薪の種類『ナラ』
- 薪の種類『カシ』
- 薪の種類『サクラ』
- 薪の種類『スギ』
- 薪の種類『マツ』
- 薪の保管
- 焚き火のコツ『薪の組み方』
- 焚き火のコツ『火おこし』
- 焚き火のコツ『火を育てる』
- ソロキャンプにおすすめ!1台2役の焚き火台&ストーブ:1
- ソロキャンプにおすすめ!1台2役の焚き火台&ストーブ:2
- ソロキャンプにおすすめ!1台2役の焚き火台&ストーブ:3
- ソロキャンプにおすすめ!1台2役の焚き火台&ストーブ:4
- ファミリーキャンプにおすすめ!焚き火台&ストーブ:5
- ファミリーキャンプにおすすめ!焚き火台&ストーブ:6
- ファミリーキャンプにおすすめ!焚き火台&ストーブ:7
- 焚き火やBBQが終わったら
焚き火に必要な”薪”
薪の種類は大きく分けて2種類になります。スギなどに代表される針葉樹と、クヌギやナラなど里山の雑木林に代表される広葉樹です。針葉樹にはヤニと呼ばれる独特の樹脂があるため、最初の火付け(火起こし)役に使われます。
一方、広葉樹は火持ちが長く、煙も少ないため、熾火として使われる薪になります。グリル料理に向いているのは広葉樹の薪です。ここではよく使われる薪の種類をご紹介します。
薪の種類『ナラ』
ナラはブナ科コナラ属の落葉高木です。火持ちがよく上質な薪炭材として最もポピュラーな薪です。クヌギも同じくブナ科コナラ属の落葉高木です。ナラと並ぶ雑木林の代表樹で、カブトムシが集まる木としても有名です。ナラと共に良質の薪素材としてよく使われ、煙が出るものの燃えやすい薪になります。
薪の種類『カシ』
カシは、材質が硬く重たい薪になりますが、薪としては最上質の薪炭材です。他の薪と比べるとややお値段は高めになりますが、煙が少なく火持ちが長い、しかも火がハゼたりしないので、焚き火を起こした後、グリルなどで料理をする際はよくこのカシが使われます。熾き火におすすめの薪です。
薪の種類『サクラ』
薪の種類のサクラは、普段お花見をするソメイヨシノなどの桜ではなく、野生のいわゆる山桜になります。サクラの薪は、ナラやクヌギに比べると火持ちは劣りますが、煙も少なく香りも良いので、燻製用のチップとしても有名です。
薪の種類『スギ』
スギは、街の中でもポピュラーな部類の薪です。特に日本では山に生えている育成数が多いため、どのキャンプ場に行っても準備している薪になります。特にスギの樹皮、枯れ葉は燃えやすいので、焚き火の際の火起こしにぴったりです。ヒノキの薪もスギと同じく燃えやすく、しかも針葉樹の中でも火持ちが最も良いことで知られています。こちらも焚き火の際の火起こしにぴったり。スギもヒノキも火起こしの際は、薪割りで細く切って使うのが一般的です。
薪の種類『マツ』
松は針葉樹の中でも、樹脂を最も多く含むため大変燃えやすく、焚き火の際の火起こしにぴったりな薪です。パチパチと火が爆ぜることがあるので、料理には向いていませんが、火力が強いので、火起こししてから焚き火を大きくしていく際にこの薪が活躍します。また火起こしの際は、松ぼっくりや枯れた松の葉を使うと燃えやすくて便利ですよ。
薪の保管
薪は利用する時乾燥していれば、乾燥しているほどよく燃えます。逆に水分が多いと燃えにくいだけでなく、煙が多くなります。ただ単に焚き火を楽しむならば、煙が多くても構いませんが、グリル料理などをする際は、煙や煤は避けたいもの。できるだけ乾燥している薪が望ましいです。
薪が余ったら、次回も焚き火を楽しむために適切に保存しておきましょう。薪を保存するは、乾燥しやすい屋外、雨がかからない場所に保存するようにしましょう。また地面に直接置くと雑菌が入り薪が腐ってしまいます。薪を保存する際は井桁に組んで地面から少し浮かせて保存しましょう。
焚き火のコツ『薪の組み方』
薪の組み方は様々ありますが、一般的な組み方は大きく3種類に分けられます。火おこしが上手くいくコツはこの組み方にあります。
一つは薪を円錐状に立て、閉じた傘のように細い薪を積み上げるタイプ。この組み方の内側には、燃えやすい着火剤や新聞紙などを入れておき、火をつけて火起こしをする組み方です。
もう一つは太めの薪を2本、間を空けて平行に起き、さらにその上には細く割った薪を2~3段並べます。内側に着火剤や新聞紙など燃えやすいものを入れて火をつけます。
最後はキャンプファイヤーなどでよく見る、井形に組む薪の組み方です。縦横交互に薪を組み上げていくのですが、上に行くにつれ細い薪を使用します。火力が強いので、料理などには向いていません。
焚き火のコツ『火おこし』
焚き火台で火起こしを行う場合は、焚き火台のスペースから薪がはみ出さないように組みます。新聞紙や着火剤に火をつけ、細い薪に炎が移ったら、指2本文程度の太さの薪をくべます。この細い薪にしっかり炎が出るまで、待つことが火おこしのコツです。
指2本文程度の太さの薪に炎が移ったら、いよいよ太い薪を投入します。この時太い薪を入れすぎて、空気の入り口をふさがないように注意しましょう。うちわなどであおぎ、完全に太い薪に燃え移るようにします。
焚き火のコツ『火を育てる』
太い薪(火付け用の薪)に炎が移ったら、しばらく焚き火を楽しみましょう。その後炭火でグリル料理や、熾火を楽しみたい場合は、熾火用の薪を投入します。熾火用の薪の投入のタイミングは、「ほとんどの薪が炭状になっているが、まだ赤い炎が出ている」時です。熾火用の薪に火が移り、その後薪が炭化し、炎が弱まった時があぶり焼きや煮込み料理にベストな状態です。
熾火用の薪は長時間燃えているので、しばらく焚き火や料理が楽しめます。さらにこの時できた炭を、火消し壺などで処理すれば、次回も炭として使うことができます。
ソロキャンプにおすすめ!1台2役の焚き火台&ストーブ:1
「カマド スマート ストーブ デルタ」は、コンパクトと言っても、同じく人気のSOTOのミニ焚き火台 テトラと比べると意外と大きいです。しかしSOTOと比較すると価格もお手頃で、個人的にはサイズも大きすぎず、小さすぎずなので、コスパの良い人気のアウトドアギアですよ。
ソロキャンプにおすすめ!1台2役の焚き火台&ストーブ:2
折りたためばB6サイズと超コンパクト!五徳と金網が付属しているので使い勝手のよいコンパクトグリル。しかもオプションを取り付ければコンパクトな焚き火台としても活躍します。私も愛用しており、リュックの中に入れても嵩張らず、山頂で焚き火が出来るのがGood!なんです!
ソロキャンプにおすすめ!1台2役の焚き火台&ストーブ:3
『キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ヘキサ 火起し ストーブ 焚火台 UG-7』は、4通りの使い方ができる火起こしストーブ。火起こし、焚火、コンロ、ストーブとしてご使用頂けます。収納バッグ付なので、使用後はコンパクトに収納できます。
ソロキャンプにおすすめ!1台2役の焚き火台&ストーブ:4
炭火の火起こしとして使うチャコステですが、100均でアルミプレートや金網を購入すれば、焚き火台やグリルとしても使えます。アルミプレートはチャコステの下に敷き、火が付いたら金網を上にのせます。キャプテンスタッグの折りたたみカマドを購入するまで、グリル&焚き火台として使用していました。嵩張らずに便利ですよ!
ファミリーキャンプにおすすめ!焚き火台&ストーブ:5
今までの流れとは違うディスク&フラットに近い形状、そして焚き火台や鉄板、さまざまな使い道ができるファイヤーボウル。使い込むほどに味が出るその姿はまさに野外道具。男前なキャンプを目指すなら、ぜひともおすすめしたアイテムです!
ファミリーキャンプにおすすめ!焚き火台&ストーブ:6
『インスタ映え』すると人気の焚き火台です。もしもモバイル焚き火台にはないサイズを楽しめるなら、これほど特別な焚き火台はそうありません。大きなだけではなく超優秀な燃焼効率と強い火力、高さを活かした独特の使い方も魅力的。仲間と一緒にユニークな爆炎火器「パイロン」を楽しんでみてはいかがでしょう。
ファミリーキャンプにおすすめ!焚き火台&ストーブ:7
ソロキャンプでは少し大きいかもしれませんが多人数用に丈夫な焚き火台が欲しいとお考えのあなた!ファミリーキャンプではプリムス(PRIMUS)の折りたたみ式バーベキューコンロなどが人気ですが、持ち運びはコンパクトだけど頑丈さがイマイチだったりしますよね。この『Petromax(ペトロマックス) ロケットストーブ 』は大きさも手頃だしオシャレ!
燃料もあまり持って行かなくてすみそうなので「のんびりキャンプ」のときにはぴったり!ごつくて可愛らしいキャンプギアです。
焚き火やBBQが終わったら
アウトドアで焚き火を楽しんだ後は、マナーを守って綺麗にしてから帰るようにしましょう。残った灰や炭などは、その場に捨てたりせずきちんと消化した後、ゴミ袋に入れて持って帰るようにしましょう。ひとりひとりがマナーを守ることを心がけ、次に使う人が気持ちよく焚き火が楽しめるように気を付けることが、焚き火を楽しむための一番のコツです。また火を扱うので不測の事態にならないよう、周りに燃えやすいものがない場所で焚き火を楽しんでくださいね。
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