好きな時に気になる場所で素敵な自由時間を過ごす。ソロキャンプの醍醐味は、どこまでも自由なことです。やらなければならないこともなく、常にマイペースで過ごすことのできるソロキャンプは、若者を中心に男女問わず多くの人を魅了しています。ここではキャンプ経験がまったくない方でも楽しめるソロキャンプについて解説します。
- ソロキャンプ用道具の揃え方
- ソロキャンプ用テントの選び方
- 寝袋&マットの選び方
- ガスストーブか焚き火台か
- 折りたたみテーブル&チェアの選び方
- ランタン&ライトの選び方
- キャンプ場の選び方
- キャンプ場でのマナー
- ソロキャンプの暑さ寒さ対策
- ソロキャンプの虫対策
ソロキャンプ用道具の揃え方
アウトドアショップに行くと様々な道具がズラリと並んでおり、どれを買えばいいのか迷ってしまいます。そうならないためにも、キャンプ道具を購入する前に決めておかなければならないポイントがあります。
キャンプスタイルの確立
キャンプスタイルを決めましょう。難しく考えることはありません。まずはインスタ映えするオシャレ派か、実用性や機能性を重視した質実剛健派の2つです。オシャレ派であれば見た目重視のキャンプギアや流行のキャンプギアを揃える必要があります。質実剛健派なら機能性を重視したキャンプギアを選びましょう。
移動手段
キャンプ場まで移動する際に、どのような移動手段を使うのかということも重要です。マイカーがあれば多少かさ張るキャンプギアでも移動が楽ですが、公共交通機関や自転車、オートバイであればコンパクトなキャンプギアを選ぶ必要があります。またキャンプギアを詰め込めるバックパックやキャリーバッグを揃える必要もあります。
ソロキャンプ用テントの選び方
テントにはドーム型テント、ワンポールテント、ツーポールテントなど様々な種類があります。テントはキャンプギアの中で最もかさ張るギアでもありますし、テントがサイトのイメージを決定します。まずは自分のイメージにあったカラーや形で選びしょう。他のキャンプギアはテントのイメージ合わせて選ぶと、キャンプスタイルに統一感がでておしゃれに見えますよ。
ソロキャンプ用のテントは1〜3人用のテントが人気。テントでは寝るだけ!という方は1人用でも。この場合、タープをセットで揃えておくとキャンプ場でリラックスタイムを過ごせます。テント内でゆっくりしたい方は2〜3人用のテントがおすすめ。キャンプギアをすべてテント内に入れても寝床が十分に確保できるのでスペースを有効に活用できます。
ペグとハンマーは別途用意
テントを購入した際、ペグとハンマーもセットになっている場合がほとんどです。しかし、キャンプサイトによって地面が硬く、ペグが曲がってしまう場合も。地味ですが非常に重要なアイテムなので、良いものを別途購入し準備しておきましょう。
寝袋&マットの選び方
楽しいキャンプになるか、ならないかは睡眠が左右します。寝袋は夏用と冬用の2種類があります。はじめてのソロキャンプでは夏用をおすすめしたいのですが、夏場でも標高の高いキャンプ場では冬用でないと寒さで眠れなかった経験も。寝袋には快適温度の表記があるので、購入前に必ず確認しましょう。
また、寝袋の素材にも注目。寝袋の素材はダウンと化繊の2種類があります。ダウンは保温性と携帯性に優れていますが、価格が高いのとメンテナンスの難しさが欠点。一方化繊は自宅で丸洗いでき、価格も安いですが、かさ張るのと冬場では使えない欠点があります。
ベッドタイプのコットはかさ張りますが、ベンチや荷物置き場としても使える便利アイテム。マットを選ぶならクッション性と携帯性からインフレータブルマットがおすすめです。余裕があればマットとコット、両方あると快適な睡眠時間が確保できます。
ガスストーブか焚き火台か
キャンプの醍醐味、キャンプ飯。食材を調理するためのキャンプギアは欠かせません。ガスストーブとは、ガスを使うコンロのこと。調理の際に使うキャンプギアです。コンパクトで携帯性に優れ、しかも使い方も簡単!
焚き火台は、焚き火を楽しむだけでなく五徳がついた焚き火台を選ぶと調理もできて一石二鳥です。焚き火台は意外と重いので、購入する前に大きさと重さを確認しておきましょう。
折りたたみテーブル&チェアの選び方
テーブルとチェア選びの重要なポイントは、テーブル高さと座面高さです。おすすめローテーブル&ローチェアの組み合わせ。コンパクトで携帯性に優れ、地面と近いのでリラックスできます。
ランタン&ライトの選び方
夜になると真っ暗になるキャンプ場ではランタンが必須アイテムになります。ランタンはガスなどの燃料系ランタンと電池などのLEDランタンがありますが、ソロキャンプなら荷物が少ないLEDランタンがおすすめ!またヘッドライトも用意すると夜の時間が快適になります。
キャンプ場の選び方
Webでキャンプ場を予約する際に確認しておかなければならないポイントがあります。
設備の確認
誰にでもトイレにウォシュレットがついているか、Wifiの有無などここだけは譲れないという設備があります。女性は夜間の防犯も気になります。スタッフが24時間常駐し、見回りを行っているかも確認しておきましょう。中には手ぶらで行けるキャンプ場もあるので、チェックしてみては?
ロケーションの確認
海辺なのか山の中なのか、高い標高なのかなど、どんな立地にあるキャンプ場なのかを確認しておきましょう。キャンプ場のロケーション次第では装備の変更も必要になります。
アクティビティの確認
キャンプ場や付近にどんな施設があるのかを確認しておきましょう。温泉やレンタルカヤック、ピザ作りやなどのアクティビティがあるキャンプ場ならいつも以上に楽しめそうです。
サイトの自由度を確認
焚き火禁止や、区画サイトなのかフリーサイトなのかを確認しておきましょう。最近は焚き火、BBQ禁止であるキャンプ場も多いので事前にしっかり確認を。またパーソナルスペース確保できる区画サイトは初心者におすすめです。フリーサイトは開放感がありますが、混雑時には近隣とトラブルになる場合もあります。
キャンプ場でのマナー
キャンセルの場合は事前に連絡しましょう。無断キャンセルは絶対にNGです。また台風や大雨の場合はキャンプ場から連絡が来ますが、不安なら直接キャンプ場へ連絡しましょう。
騒音トラブルにも注意が必要です。ソロキャンプで音楽を楽しみたい場合はヘッドフォンやイヤフォンを使いましょう。キャンプ場に特に記載がない場合でも夜9時以降は静かに過ごしましょう。また騒音に困ったら、常駐スタッフを通じて注意してもらいましょう。
最近ではゴミ出しのルールが厳格化しています。殆どのキャンプ場はゴミは持ち帰りになっています。ソロキャンプに行く際はゴミ袋を準備しておきましょう。また焚き火台を使ったあとの消し炭もきちんと持ち帰りましょう。
ソロキャンプの暑さ寒さ対策
夏場は標高の高いキャンプ場を選び、冬は低地で日当たりの良いキャンプ場選びましょう。また夏は北海道、冬は沖縄と季節によって地域を限定してもよいでしょう。暑さ対策として、携帯扇風機や熱冷まシート、寒さ対策として湯たんぽやカイロを準備しておきましょう。
ソロキャンプの虫対策
虫のいないキャンプ場というはありません。真冬のキャンプ以外では虫対策は必要となります。ランタンの他に明るい懐中電灯を1つ準備し、それを少し離れたところに置くと、虫は明るい方に集まるので虫被害が減ります。蚊取り線香は、風上におき自分がしっかりと煙に包まれるようにしましょう。また就寝1時間前にはテント内にも蚊取り線香を設置しましょう。虫除けスプレーも効果的です。
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