フュアーハンドハリケーンランタンは、1893年からまったく変わらない伝統的なランタンです。しかしながら燃料が漏れるといった話をよく聞きます。ここではフュアーハンドハリケーンランタンの燃料漏れの原因と対策についてご紹介します。
- シンプルで画期的なコールドブラストデザイン『フュアーハンドハリケーンランタン』
- フュアーハンドハリケーンランタンの燃料漏れについて
- フュアーハンドハリケーンランタンの燃料漏れの原因とは？
- 1.燃料漏れを防ぐ為過充填は避ける
- 2.燃料がいっぱいになったら傾けない
- 3.温度の変化を避ける
- 4.灯心を適切に下げる
- ハリケーンランタンの燃料
- 最後に
シンプルで画期的なコールドブラストデザイン『フュアーハンドハリケーンランタン』
FeuerhandハリケーンランタンBaby Special 276の成功は洗練されたエアフローによるものです。その動作原理はコールドブラストデザイン。125年間変わらない伝統的な技術なのです。
Feuerhandハリケーンランタンの動作原理はシンプルですが、かなり機能的です。絶妙とも巧妙ともいえるシンプルな構造で、灯心は平らに。そして静かな炎で燃え尽きます。タンクを一杯にするたびに、テラスや庭で最大20時間の光が供給されます。
燃料が必要なハリケーンランタンですが、それでも魅力たっぷりなんです。Feuerhandハリケーンランタンだけでなく、アメリカ生まれのDIETZ（デイツ）など、もっとハリケーンランタンの魅力をもっと知りたい方はこちらをご覧ください。
とはいえ、燃料漏れは困るし、衛生面や安全面も気になります。しかし、これはフュアーハンドハリケーンランタンだけじゃないんです。ほとんどすべてのハリケーンランタンが抱える問題かもしれません。
フュアーハンドハリケーンランタンの燃料漏れについて
品質に個体差があるフュアーハンドハリケーンランタン。日本人だと信じられない品質だ！と思われる方も多いでしょう。しかし、1893年から全く変わっていないこのランタンということが重要なのです。つまり当時の品質だということ。この『ちょっと手のかかるあたりが好きだ！』というのがアウトドア上級者に好まれる理由の１つなのです。では具体的にどのような個体差があるのか口コミや評判をご紹介しましょう。
フュアーハンドハリケーンランタンの口コミ・評価：1
個体差もあるのかもしれませんが、給油口の溶接部分？から燃料が漏れます。ただ価格から考えると雰囲気も良く満足できる範囲です。
価格が安く、デザインも良いのでケロシンランタンデビューにはぴったり！しかし、やはり燃料漏れが気になるようです。
フュアーハンドハリケーンランタンの口コミ・評価：2
燃料漏れ等もなく良い品を引き当てました。ハリケーンランタンは、やっぱりその独特の明かりで最高の雰囲気を造ってくれます。雰囲気の無いLEDなんぞは、もう使えません。
LEDの明かりと、本物の炎は雰囲気が全く違います。明るさはLEDに負けますが、アウトドア志向の方は、雰囲気のあるハリケーンランタンを選ぶようです。
フュアーハンドハリケーンランタンの口コミ・評価：3
商品自体は満足でした！ですが、タンクからほんの少しですが燃料漏れが…今届いたばかりなのでも少し試してみますが燃料漏れはやばいでしょ笑
こちらの方もハリケーンランタンの燃料漏れが気になるようです。後ほど説明しますが、燃料の入れ方によっては漏れ出してしまいます。
フュアーハンドハリケーンランタンの口コミ・評価：4
全体的にはすごく良い！私は読書灯や勉強灯用に買いました！ライトよりこっちの方が私的にはかどる方なのでf^_^;)キャンプとかもたまに行くので雰囲気作りにはグッドです！
アウトドアだけでなく、お部屋のインテリアとして使われているようです。ハリケーンランタンは、雰囲気抜群で、炎を見ると気持ちが落ち着く効果もあります。
フュアーハンドハリケーンランタンの口コミ・評価：5
火を消して移動の最中に（リビングから２階の自分の部屋まで）燃料駄々漏れある程度の個体差は覚悟してたけどこれはひどすぎ レビューで蓋からとあったけど蓋どころか注ぎ口の付け根からドバドバとランタンが揺れる度にあんなに漏れるとは揺れ幅も30°も無いと思うけどランタンフックにかけて風で煽られたらと思うと怖くて使えません
こちらの方も燃料漏れ。火を消した直後、温まったランタンが冷えてくると、中に残った燃料が漏れてくる場合があります。これは空気の通り道に、燃料が逆流してくるためにおこる現象。移動の際は必ず燃料は抜いておきましょう。
スポイトは、ハリケーンランタンから燃料を抜くのに便利です。
フュアーハンドハリケーンランタンの口コミ・評価：6
購入後、初めてオイルを入れて待つことしばし。。。「そろそろ芯にオイルが充分まわったかな～」と見てみると、テーブルがオイルまみれに！！！！！調べてみると一番底の部分と側面のつなぎ目から染みだしている模様。
こちらの方も同じ部分からの燃料漏れ。ハリケーンランタンの燃料漏れを防ぐにはどうしたら、良いのでしょうか。ここからは燃料漏れの原因についてご紹介します。
フュアーハンドハリケーンランタンの燃料漏れの原因とは？
給油口から中の燃料が漏れることの多いフュアーハンドハリケーンランタンですが、その原因の１つは給油口のキャップのパッキン。これが紙製のパッキンのため、ゴム製に交換すると燃料漏れが改善されます。
燃料漏れの対処法とは？
ホームセンターなどで『内径が18～21、太さが2mm程度』で耐油性のあるパッキンを購入し、交換すると良いでしょう。これで傾けるだけで中身の燃料が漏れ出していた事案は解消します。
注ぎ口の付け根などつなぎ目から漏れる場合は、外側から液体ガスケットで塞ぐというのが手っ取り早いです。
燃料タンクのソコ？から燃料が漏れる場合
Feuerhandハリケーンランタンは、タンク、ガラスシリンダー、芯付きバーナー、煙突で構成されています。このランタンは、新鮮な空気が煙突の内側と外側の間を循環し、パイプシステムを通して暖められます。コールドブラストランタンは『クローズドシステム』ではありません。不適切な取り扱いは漏れの原因になります。コールドブラストの原理をご説明しましょう。
フュアーハンドハリケーンランタン：コールドブラストの原理
まず、新鮮な空気がサイドピースを通ってバーナーに行き、燃焼に十分な酸素を炎に供給します。燃焼からの熱い空気は煙突を通って逃げます。上の図からもわかるように、本来空気が通る道に燃料が入り込むと、当然燃料漏れを起こします。その為メーカーから以下の注意事項があります。
1.燃料漏れを防ぐ為過充填は避ける
モデルにもよりますが、最大容量は300mlです（タンクの最初の膨らみまで）。燃料の充填量が多すぎると空気の通り道に燃料が入り込みタンク部分より燃料漏れが発生します。
2.燃料がいっぱいになったら傾けない
ランタンの燃料がいっぱいになったら、それを垂直位置に置くか吊るします。上の図は、ランタンに傾けたときに空気の通り道を燃料が通り、燃料が漏れる可能性があることを示しています。いっぱいになったらランタンを動かさない、ランタンを運搬する前に、燃料を完全に取り除くようにしましょう。
3.温度の変化を避ける
燃料を定量充填しても、熱膨張により燃料が空気の通り道まで膨らむ場合があります。従ってランタンを大きな温度変化にさらさないようにしましょう。
4.灯心を適切に下げる
ランタンが冷めた後、灯心を下げすぎてしまうと燃料は毛管効果のために動き続けて、灯心から燃料が染み出し、タンクから漏れます。使うときも勿論ですが、使い終わった後も適切な灯心の位置（上図参照）にしましょう。
ハリケーンランタンの燃料
ハリケーンランタンの燃料はパラフィンオイルか灯油（ケロシン）です。ハリケーンランタンをキャンプで楽しむ場合は、灯油を入れて持ち運ぶタンクがあると便利。ペットボトルなどで持ち運ぶ方もいるようですが、スタイリッシュではないし、第一安全面に問題が。フューエルボトルに入れて持ち運ぶようにしましょう。
燃料もケロシンだけでなく、パラフィンオイルも便利です。 お値段がケロシンよりも高いですが、煤が出ず、メンテナンスが楽です。中にはハーブオイルが入った燃料もあり、アウトドアでは虫よけ効果もあります。
最後に
いかがでしたでしょうか。フュアーハンドハリケーンランタンの燃料漏れはパッキンを変えたり、適切な使い方をすることで改善する場合があります。また漏れる箇所にハンダ付けを行い燃料漏れを修理する方もするそうですし、バーナーとタンク部分のパッキンを交換すると燃料漏れが解消するそうです。とはいえまずは適切な使い方をマスターして、燃料漏れを防ぐようにしましょうね。
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